FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

旬の野菜って

「旬の野菜ってなんですか?」

と、よく聞かれます。
そのときボクらは、伊賀の地で露地で種を落として育ったら、それを食べるときが「旬」だ、という言い方をしています。
ハウスで温度をかけたり、病気が出る時期に無理やり農薬撒いて「旬」を伸ばすことはできますが、それは伊賀有機農産が考える旬ではないということです。

ただ、トマトを作るときには、雨よけということでハウスを使っています。
南米アンデス山地が原産のトマトは、乾燥を好み、実をつけるには温度が必要です。
日本の湿っぽい夏に、トマトを持ち込むことがそもそも無理があるような気がしませんか?
トマトにとって、日本のなかに「旬」なんてあるんでしょうか??

HartMountain04.jpg(乾燥高地の写真ですが、アンデスではありません。。イメージです。)

と考えて、日本原産の作物ってどれくらいあるんだろう?と調べてみたら。。

驚きました。

果樹でいうと、カキ、なし、クリ。
野菜に至っては、水菜ぐらい。
あとは山菜の、フキ、わさび、ウド、ぜんまい。。

それだけ。
10種にも満たない。

あとは全部、外から入ってきたものだそうです。
弥生時代に、水稲、ヒエ、アワ、大豆。
奈良時代に、小麦、きび、そば、えんどう、きゅうり、なす、大根、ゴマ、こんにゃく。。
鎌倉時代に、トウモロコシ、かぼちゃ、じゃがいも。
江戸時代に、キャベツ、トマト、ホウレン草、人参、玉葱、さつまいも、みかん、りんご、タケノコ。。。

田畑は日本古来の風景、なんて思ってるけど、短期間でずいぶん様変わりしたようです。
外来か在来か、なんて分け方でなく、その地で長らくやっていけるか、定着できるかどうか、で旬は決まってくるのかなあ。

yasai.jpg


・・・・・。
天気予報を見てたら毎年のように異常気象だの、今年は平年より高いの低いのいっていますが、平均気温なんて所詮数十年のデータだし、四季はめぐるようで、すこしずつ変化しています。
生き物だって、増えたり減ったり、流れながら、変わりゆく。
いつもどおり、おなじように、ということはないみたい。

その中で大切なことは、破滅的な変化にならないように、バランスを保ちつつ移り行くこと、ではないかと思います。
農仕事を考えるときも、田畑は自然なのか人工なのか、なんて定義の話でなく、「その仕事は持続可能なのか」、という尺度で判断したい。
僕は、消費者の健康のために野菜を作っているわけではない。
この野菜、この土地、この方法が、ずっと続いていけるものだと信じるから、作っている。
いまの農業、いまの社会は、これからも続いていけるシステムなのか、搾取的じゃないか、そういう視点で見極めたいと思います。

津波が来たって、地震が来たって、生き物は新たな生態系をつむぎ始めるのだから。
山火事があって初めて育つ種もある。
原生林が自然で、里山林は自然ではないのか、なんて切り分けはどうでもいい。
自然は、時に激しく、でも全体としてはゆるやかに移り行く。
既得権なんてものは、許されない。
そういうことだと思います。
ひとの社会も。

だから、柔軟であれ。
「風」のように。
と思っています。

ぐぅ


PS ちなみに、先の作物一覧は、「虫見板」で有名な百姓・宇根豊さんの「国民のための百姓学」(家の光協会)を参照しました。正月に読んだのですが、言ってることが我らが親方・松井さんとすごく近い。このブログで僕が書いてることも、本からパクッたのではないかと自分で疑うほど、よく似ています。突き詰めていくと、ある同じような視点に収れんしていくのかなあ、と感慨深く読みました。
P1200436.jpg
スポンサーサイト

辰年

新たな年を迎えましたね。

18歳で高校卒業し、それからさらに18年。
1年1年、変化しながら紡いできたようでも、振り返ればあっという間。ですね。

それでなくても、うっかりすると去年とおなじようなことをしてしまいそうになる農業。
でも、実は同じことの繰り返しではないのが、自然です。
自分勝手な惰性に負けず、変化を感じ、植物や土に仕えていきたいと思います。

昨年は、流れる「とき」を不連続にするような災いがありました。
多くの人がそれぞれのなかで、生きることを見つめなおし、同じ年など来ないことを実感したのではないでしょうか。
ボクらも、新しい年を新しいやり方で紡いでいきたいと思います。

お正月は、脳への刺激を求めて、久々に街の本屋に入り浸ってました。

P1020459.jpg

しばらくは夜が楽しみです。

ぐぅ
プロフィール

ぐぅ&トミー

Author:ぐぅ&トミー
38歳♂・31歳♀・7歳犬。
有機農家になりたくて、伊賀に流れ着きました。
生かされている生活から、活きる暮らしを目指して。
多くの人を巻き込みながら。地道に。夢は大きく。
日々の作業や、想いをつづります。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。