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農業いろいろ

農業の世界に飛び込むひとの、動機はさまざまです。
社会変革を志す人もいれば、ビジネスの商機を感じて、もしくはスローライフを夢見て。。。
ぼくは、どれでもいいと思っています。
どんな形であれ、生命と関わるだけで、わかることがきっとあるから。
そして、生きる=食べるということは、それだけ多様なはずだから。

ただし、どんな農業をやるか決めたら、それぞれにやり方があります。
極上の一粒のトマトを作ることと、一面に広がるレタス畑を揃えて仕上げるのと、土手に種をばら蒔いて生えてきた大根を頂くことは、それぞれにノウハウも心構えもちがう。
どれが難しいから楽かではなく、どれにもやり方があるのです。

いろんな方が「農業をしたい」とこんな僕のところにも訪ねて来てくれるようになりましたが、それぞれのやりたい農業に従って、会うべき人はちがう。
それぞれに適した方を紹介してあげるくらいしか、僕にできることはありません。


たとえば、無肥料無堆肥無農薬という自然農法があります。
これ、カルシウムは土中で元素転換しているとか、水は生産者の気持ちを汲み取って結晶の姿を変えるとか、現時点では非科学的といわれることを提唱していたりします。だから、誰でもすぐに結果がでるわけではない。それまで堪える信念が必要です。「りんご」の木村さんも最後は宇宙人を見たというし。
でももしかしたら数年後には、この農法が常識になってる可能性だってある。「植物は無機物しか吸わない」という小学生が習うような常識が、ここ数年で簡単に覆ったりするんだから。それを提唱していた、今や篤農家といわれる人たちは、数年前まで「変人」だったのだから。
いのちはそれほど複雑で、人智の及ばないことがとても多い。

有機農研総会08

自給自足も、ひとつの立派な農業です。
僕は、もし可能なら、多くの人が手に職を持ちつつ自分の命の源は自分でしっかり握っている状態が理想だと思います。
ただし農業で稼ぎたくない人は、ちゃんと他の仕事を持たなきゃならない。そして、片手間でする農業には、それなりの管理技術が必要です。
食べ物さえあれば生きていける、というなら話は別ですが、実現できる人はなかなかいない。
スローライフも、楽じゃない。

僕が師事している伊賀有機農産の松井さんは、「百姓とは、百の仕事ができるひと」という考えです。
なんでもできる。
農作業はもちろん、家を建てたり、機械いじったり、なにもかも。いきる技術を持ってる人。
「農業=生活そのもの」といったところでしょうか。

SANY2162.jpg

一方で、僕がかつて研修していた長野の農業生産法人トップリバーでは、「農「業」は、数ある産業の一つ」と考えます。
だから、経営や営業が、栽培と同等以上に大切と説く。栽培は生産部門という1パートにすぎない。
畑にいないでマネジメントできる人材になれ、と。

DSCF0109.jpg

「農業=脳業」、といって、百姓は科学者たれ、と教えてくれる人もいます。
身近では、伊賀有機農業推進協議会(伊賀有機農業推進協議会)で理科勉強会をしてくださっている村山さんも、とってもエンジニアなひとで、僕は頭デッカチなので、この考えがとてもしっくりきます。

そこで僕は、西出さんという師匠に教えを請うています。

西出さんは石川の能登半島の先っちょに住んでる農家さんなのですが、文献調査から自圃場での実験を繰り返して独自の微生物農法を提唱されている方です。
その説明が実に明瞭で、とっても僕好み。
この方に教えてもらおうという人が集まった「西出会」なるものの年に一度の総会が、先日千葉でありました。(畑は嫁に丸投げして行ってまいりました!)
西出さんの話もさることながら、そこに集まる百姓たちの技術レベルの高いこと。
とても楽しい時間を過ごしました。

トマト


ひとつひとつの農業についてまだまだ書けることはありますが、今日言いたいことは、「農業いろいろ」ということ。

諫早干拓では、一枚10ヘクタール(今の僕の畑は一枚約0.1ヘクタール)の農地をバカでかいトラクターで、往復20分かけて耕耘している。
アメリカにいけば、飛行機で飛んだって果ての見えない農園だってある。

SANY2146.jpg


だから恐れず、農業の敷居をまたいでほしいと思います。
あなたが求める農業は、世界のどこかにきっとある。
ただし、それぞれにノウハウや心構えがあるのです。
それを見誤ると、多くの人がそうであったように、サッサと離農する羽目になります。。。

ぐぅ
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のらすけプロジェクト・秋の作業がおわりました!

のらすけプロジェクト。
農に興味を持つママさん(ときどきパパさん)たちに、平日の午前中、我がフウノキ農場の作業を手伝いに来てもらっていました。
それにつけていただいた名前が「のらすけ」さん。
愛嬌のあるいい名前をいただきました。

いまは、春と秋の2ヶ月ずつ、気候が心地よく野菜がたくさんある時期、子供が学校に行ってる隙に自由に畑に来ていただきたい、との思いで始めた企画です。
もちろん、夫婦二人では取りきれない草引きや、豆の収穫など、こちらは大助かり。
伊賀有機農産の野菜を食べてくださっている方、子育てサークル「こどもとごはん」(詳しくはこちら→http://profile.livedoor.com/kodomo580/)の皆さんを中心に声かけしていただき、10数人の登録メンバーから日々1~4人ほどの方々が、畑に来てくださっていました。

熟練の農家なら畑を知りつくし、他人に触れてもらっては困るような作業もたくさんあるでしょうが、そこは素人のフウノキ農場、こまかいことは気にしない性質が幸いしてか、どうにか2期1年を乗り切ることができました。
本当にありがとうございました!
たくさんの刺激をいただきました。
夫婦二人では煮詰まる場面も、たくさん救われました。
そしてもしみなさんの心に、少しでもハッとする出来事を残せたなら、もういうことはありません。

のらすけ


思ったより多忙に働いて頂いて、いま思えば写真がほとんどないことに愕然。。。
来春は必ず撮ります。
もしくはこっそり撮っている写真がある方、募集しています!


ここ10年で、農に対する見方は大きく変わったと思います。
僕も、農業をすると宣言して、「はぁ?」という目で見られた10年前と比べると、「農業もいいね」といわれるようになった今では、天と地ほどの差があります。

興味はあるけど、入れない。。。

農業はそんな敷居の高いものではないはず。誰でもやっていい、誰もがやれる、食べることとはそういうことだというのを、今一度思い出してほしくて、今後も続けていこうと思っています。
これを「なりわい」としていく難しさを伝えることも、ときどき添えながら。。

今年一年、ありがとうございました。
そして来年からも、よろしくお願いします。

ぐぅ
プロフィール

ぐぅ&トミー

Author:ぐぅ&トミー
38歳♂・31歳♀・7歳犬。
有機農家になりたくて、伊賀に流れ着きました。
生かされている生活から、活きる暮らしを目指して。
多くの人を巻き込みながら。地道に。夢は大きく。
日々の作業や、想いをつづります。

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